この委員会にかけられた当局提案の補正予算や条例改正などは全会一致で通りましたが対決があったのは農業関連の二つの請願でした。
「米の暴落から生産農家を守るための政府の対応を求めるもの」と「輸入飼料の高騰から畜産農家の経営を守るための政府の対応を求めるもの」です。いずれも、近年にない危機的な状況を何とかしてほしいと農業団体から出されているものです。
この委員会は、最大会派である自民党系の市民クラブの委員が過半数いないため委員長は民主党・社民党系の民成クラブの杉本議員が務めています。共産党からは諸橋議員そしてその他の会派からはリベラルな農政通の議員がはいっておりこれらの会派がまとまれば可否同数となり委員長裁決で委員会では議決することができる長岡市議会でも伯仲した委員会なのです。
今回も市民クラブの委員が「政府がしっかり手を打っているから心配ない」ということで、継続審査や反対を唱えましたが、他会派が一致して「困っている農民の声を汲み願意を政府に届けるべきだ」と賛成、両請願とも4対4の同数となりましたが杉本委員長の裁決で委員会として採択となりました。
請願審議では紹介議員が説明し委員から出される質問に答えることになっています。この対決法案の二つとも私が説明し委員の質問に答えました。古参議員の良く調べた質問に応えるには、何が質問されてもいいように勉強してゆかなくてはなりません。長岡市議会では新人の私には荷が重いのですが、実際に農家だし共産党議員団では三人の中で農業には一番詳しいということで私が紹介議員となりました。
ケーブルテレビやインターネットで中継もあり緊張します。当局への質問が多い議会の中で白熱した議員同士の論議が交わされました。 説明議員として農家の声を何とか伝えたいと私も頑張りました。委員会採択ができほっとしているところです。
インターネットで長岡市議会は委員会も中継録画が公開されていますぜひご覧ください。