2008年07月31日

山の田んぼ守れるか

芳ケ沢.jpg岩平用水.jpg 





横沢(下村)の山田の様子 中央に見える岩平揚水機場

 27日の農業シンポで話題に出されたのが、下村地域の山田でした。
写真にあるように、下村集落から土口川に沿って八石山のふもとの八王子集落の方に続く谷と、集落付近の両側の岩平などの河岸段丘にある水田がこの地域の大切な水田です。
 岩平揚水機場は土口川の水を両側の河岸段丘へくみ上げる大事な用水です
しかし、施設の維持運転で10a当たり2万円もの水利費が必要です。
潅水面積は800aになるそうですが、コメの暴落で耕作放棄する農家が出てきて残った農家でこの負担をしなくてはなりません。この用水全体の維持がむづかしくなっていると報告されました。これらの田は、地域にとって平安時代からづっと千年近く耕作し続けてきた土地です。
 いま、地球の食糧供給が危機に瀕しているとき、今の農政ではこれが維持できない状況に追い詰められているのです。
 WTO条約交渉は世界的な貿自由化で経済重視のアメリカなどの主張が通らす゛決裂となったと報道されています。新興国や自給を確保しょうとしている国々の主張がこれを許さなかったようです。日本政府は更なる農産物輸入を受け入れる方向でいたようですが、農家にとって、日本にとっても、よかったと思います。

 シンポの様子がしんぶん赤旗に乗りましたので掲載します。

      農業シンポ.bmp
posted by 細井良雄 at 16:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 日々の想い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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