

炎の中を逃げまどう兄弟 信濃川の土手で燃える長岡を見る
午後から開かれた平和フォーラムでは、戦後すぐ長岡空襲の惨状を記録し人々に知らせるため紙芝居をつくったひとが居ました。三年前にフォーラムで再演されたのだそうですが、今回は音響効果も付け再演されました。
この幼い兄弟は、父を戦場で失い、母もまたこの空襲で失うことになります。なぜ戦争がこんなに残酷なのか、事実による訴えは心を揺さぶります。
「戦争の愚かさを 知る者は語れ! 知らぬものは学べ!」
記念講演をされた作家で東京空襲の記録伝承に努めてこられた早乙女 勝元さんの訴えです。
早乙女さんは東京空襲など無差別爆撃を鋭く告発するとともに、二度とこの誤りは繰り返してはいけないと力説、自然災害と違い人が起こす戦争は必ず食い止めることができる。そのためにも「過去に学ぶことは未来を作ること」だと述べました。