奇跡の復興 長浜中心商店街活性化は
地域の誇りと町衆の心意気
長浜はご存知、太閤秀吉が開いた城下町です。
駅前には秀吉と石田光成の最初の出会いの
場面が銅像になっています。
寂れたシャッター通りがよみがえり、年間200万人
を越える人々が訪れる。一大観光地になりました。
多くの若者が帰郷し長浜の中で働くようになりました。ことの発端は町の名物でありシンボルの黒壁銀行(写真
の建物)と町の人に親しまれてきた第百三十銀行長浜支
店の保存とこれを中心とした商店街の活性化の取り組み
にありました。
先頭に立った八人の指導者と多くの人たちが身銭を切っ
て取り組む姿勢が市や市民を動かし、他にはない長浜の
歴史や文化を誇りにした町おこしの運動が実を結びます。図の赤い部分が新たな出店場所です。多くの商店や施設
が街中に戻ってきました。それも歴史ある町並みを活かし
且つモダンな芸術性の高い町並みが今でもつくり続けられ
ています。
行き交う人たちを町全体が誇らしく出迎えてくれるような安
らぎのある町です。
高山の町並み馬込の宿の家並みとは一味違うのは時代
がもっと近い明治が基調になっているからでしょうか。
セミナー三日目の午後は中心商店街の活性化で全国でも有名な長浜の現地視察です。町並みを歩いてほぼ真ん中にある曳山博物館でNPOまちづくり役場と言う団体の代表者からまちづくりの経過を説明いただきました。
歴史と伝統に育まれた長浜の人たちの日頃からの郷土愛による奉仕的な精神が長浜城を再建し、この町おこし運動の大きな原動力になったことは曳山の組みがいろんな役割を果たしたという説明からもわかります。
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